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本NPO理事長の群馬大学腫瘍放射線学中野隆史教授が開催しました日本放射線腫瘍学会( JASTRO)第 28回学術大会( 11月 19日(木)〜 21日(土):群馬県民会館ベイシア文化ホール・商工会議所において開催)におきまして、国際協力シンポジウムで、IAEA事務局長天野之也氏によるビデオレクチャーが企画されました。群馬大学腫瘍放射線学教室のIAEAにおける国際貢献が高く評価されています。
本書装丁とは異なります
この法人は、放射線医学分野を中心として、放射線医療者の教育養成や研究・技術協力を支援し、日本政府の放射線医療による国際貢献を支援し、アジア地域の放射線医療の発展に貢献することを主たる目的とします。
日本国政府は、1978年8月から、IAEA(国際原子力機関)の活動の、IAEA/RCA活動「国際原子力機関IAEAのアジア‐パシフィック地域の原子力の平和利用による国際協力活動」に対する協力事業を行っております。このRCA(Regional Cooperation Agreement)は、正確には「原子力科学技術に関する研究、開発及び訓練のための地域協力協定」と言い、IAEAの活動の一環として、アジア地域の開発途上国を対象とした原子力科学技術に関する研究、開発及び訓練の計画を、締約国の相互協力及びIAEAとの協力により、適当な締約国内の機関を通じて促進及び調整することを目的とした地域協力です。
非営利活動法人 放射線医療国際協力推進機構(以下、NPO)は、2006年(平成18年)7月26日、IAEA/RCAアジア地域における国際協力活動を中心的に支援するとともに、国内においても放射線医学分野を中心に放射線医療者の教育・養成や研究・技術協力を、より効果的かつ強力に推進することを目的として設立されました。
設立の経緯:
それ以前、群馬大学は2003年からRCA活動の保健医療分野における補佐的役割を担い、2005年からはリードカントリーとして、アジア地域における放射線治療の国際協力活動に貢献しておりました。
2006年、外務省がRCA保健領域の国内対応委員会を組織する際、国内の各分野の専門家の協力を得て、より効果的な対応体制を整えるため、本NPOが事務局として契約され、活動を展開して来ました。
そして、2012年(平成24年)11月30日には群馬県より「認定特定非営利活動法人」(以下、認定NPO)として認定を受け、現在に至るまで、認定法人として3期目を迎えております。
2014年(平成26年)外務省は、これまでのRCA保健領域に限定した国内対応委員会から、対象をRCA全領域に拡大し、IAEA/RCA国内対応委員会に組織拡大を行いました。そして、現在まで、認定NPOがこの事務局として契約して、本RCA活動に関連した国際協力の支援を主な活動として現在に至っております。